「どうせ自粛生活なら勉強を」の決意を三日坊主に終わらせない方法スキルアップを
新型コロナウイルスの影響で、自粛生活が求められる今。外出がしたくてもできない状況の中、「どうせならば何か始めたい」「時間に余裕がある今、スキルアップしたい」という前向きなビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。
しかしその反面、いざ何か着手してみようとすると、何から手を付けたらよいかわからず、一向に具体的なアクションを起こせずにいるという人も少なくないかもしれません。
緻密な計画や目標設定が、かえって学習を思いとどまらせる一因になることがあると思います。
せっかく湧き上がってきたやる気を、具体的な行動へと直結させ、スキルアップを実現させるためにはどうすればよいのか? 自身も仕事をしながら高卒認定から、仕事、資格取得を実現させてきたので少しは有意義な経験になったかなと思っております。大変でした。
学ぶ意欲があっても実際に行動に起こせる人は半数以下
“学ぶ必要性がある”と思ってはいるが、その場所・方法を模索しているだけで終わってしまう勉強を始めようと思っていても、実際に行動に起こすのはなかなか難しいというのが、社会人学習の現状です。
厚生労働省の平成30年度「能力開発基本調査」によると、実際に自己啓発を行った者は正社員で44.6%、正社員以外でも18.9%という結果とでていました。
学ぶ意欲があっても実際の勉強に至らない原因は、正社員、非正社員ともに「仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない」が最も多く、次に正社員では「費用がかかりすぎる」、非正社員では「家事・育児が忙しくて自己啓発の余裕がない」との報告があり、時間と費用がネックになっていることが分かりました。
自己啓発をしている人が半分にも満たないということは、言い換えると今すぐに勉強に取り組めば、他者より優位に立つことが容易である、ということです。自粛生活でいつもより時間に余裕があるという人も多いこの時期は、人と差をつけるチャンスといえるでしょう。
それでも何から手を付けたらよいかわからないという人は、行動をためらわせている何らかの要因があるのかもしれません。以下に行動を阻害させがちな要因と、それらを解消するための5つの具体策を上げていきます。
【その1】大きな目標が足踏みさせる原因に。目標は小さく持つ
「夢を持ちなさい」「目標を立てなさい」という教育を、幼少期から受けてきたという人は少なくありません。夢や目標を常に持つべきだという固定観念に支配されている人は多いように思います。しかし、大きな夢と目標があることが、かえって学習を思いとどまらせる一因になっていることもあります。
社会人になると、仕事、家庭、自分の置かれている環境など、多方面にわたり考えなければならない項目が多くなります。自らの夢や大きな目標は、時として自分の許容範囲を超えてしまい、行動を阻害する要因となってしまいます。
夢や目標を自ら設定し、それをやり抜くことは、素晴らしいと思いますが、大多数の人は、あまりにも大きすぎる夢や目標を前に、何から手をつけたらよいか分からず、結局立ち止まってしまっているのではないかと感じます。
大きな夢や大きな目標を持つことで身動きが取れなくなってしまうくらいならば、今から少しだけ先に進む小さな目標を決める「スモールステップ方式」がおすすめです。自分への縛りがなくなり、一歩を踏み出せるようになります。
【その2】学ぶ目的は仕事だけじゃない。自分の「やりたいこと」を優先して目標を決める
社会人が学ぶ目的は、昇進など上位職を目指すということだけではありません。「豊かな人生」を送るための一つの手段でもあります。
何から手を付けたらよいかわからないときは、自分が楽しんでできそうなものから少しずつ挑戦してみてください。例えば、趣味に関する資格の勉強をしたり、eラーニングや通信講座のようにスキマ時間で受講できるものもあります。勉強はきっかけが大切で、はじめから生活からかけ離れたものを選んでしまうと、あとが続かなくなってしまいます。
私の場合、中学生のとき、病気で治療をしているときに、記憶力が落ちないように歴史検定高校レベル、漢検準二級を取得しました。また、当時の高卒認定日本史免除役に立つかもしれないという発想から、日本史検定高校課程を合格し、それらの知識は今でも重宝しています。
1日1時間でも、自己啓発に時間を割くことができれば、1週間で7時間、1カ月で31時間と、膨大な時間がつくれます。生活に身近なことから「とりあえずやってみる」という気持ちでいることで、行動に移すハードルを下げることが可能です。
【その3】「合格」するまでやらなくていい。期間限定で気楽に取り組む
難易度の高い資格を取得する場合は、「この資格は3カ月で」「これは2年以内の勉強にする」など、期間を設定して取り組むことで精神的な負担を減らすことができます。ただし、「ぴったりここまで」といった厳格なものではなく、柔軟な区切りで問題ありません。
本来は自分を輝かせるための勉強や努力だったはずが、苦しみや悩みになってしまっては本末転倒です。ある程度、やってみて続かなかったものは思い切ってやめて、別のことに挑戦することも大切です。
あらかじめ期間を決めることで、途中で投げ出すことへの罪悪感がなく、「区切り」として考えられるので、楽な気持ちで次に向かえます。
再開したくなった場合には、また期間を決めて始めればよいのです。柔軟な考えを持っておくと、一度は諦めた勉強でも前向きに再挑戦することができます。
疲弊しきる前に気持ちを切り替えられれば、学ぶことに臆病にならずに済み、新たな目標に向かうことも可能です。自ずと良い結果も得られるようになるでしょう。
【その4】「やるべきこと」より「やりたいこと」を優先させる
一度に複数の資格を取得する場合、普通は、締め切りや試験日が早い順番に勉強を進めていくものです。しかし、私はあえて、「やりたい」と思うものから先に手をつけていくことをお勧めしています。自分のやる気を第一にすることで、勉強に対するモチベーションを高く維持できるからです。
「気乗りしないこと」を始めるには、何かとエネルギーを使います。どんなに「やるべきこと」でも、苦手なこと、気乗りしないものを無理にやろうとすると、集中力もモチベーションも続きません。すると、結果として勉強の「質」も落ちてしまいます。
たいていの社会人は、自分のスキルアップのために使える時間が限られています。だからこそ、たとえ短い時間でも内容が濃く、質の高い勉強が求められます。やりたいことやアイデアが降臨してきたタイミングを優先したほうが、結果的に質の高い勉強につながります。
【その5】「こっそり勉強」は逆効果。公言して「周囲の後押し」を味方にする
大人になってからの勉強は、人に言わずに静かに行いたいと思っている人は多いと思います。しかし、その美学は逆効果です。
自分の進捗状況を開示することで、他者が手助けしてくれることがあるからです。勉強でわからないところ、苦手なところを教えてもらえたり、有益な情報を提供してもらえたりすることもあります。
社会人になってからの勉強は、ある程度できあがった環境の中で自分の付加価値をつけるものです。そのとき失敗しても、次の機会にいくらでも再挑戦ができます。だからこそ、自分のことを開示して、他者やその他の力を利用しながら効率的に進めていくほうがスマートに進められるのです。
実行計画を作ってその通りにしっかり進めていくべき、という常識にとらわれてしまうと、計画に振り回されてしまい、新しい知識の世界に飛び込むときのワクワクした気持ちが萎えてしまいます。自分のできる範囲で、柔軟に変えられる計画のほうがストレスにならずに済みます。
どうしてもできないことやしたくない気持ちになるものに関しては、今の時点では自分には合っていないとの判断もできます。時には捨てる勇気も必要です。それは、逃げではありません。
いったん陣地に帰って戦略を立て直すと捉えて、自分自身のキャリアをデザインし直せばよいことです。それができるのは、大人の勉強ならではです。
勉強は、自分の可能性や選択肢を増やします。ぜひ、皆さんもステイホームの期間を活用して、やってみたかったことに今こそ挑戦してみてはいかがでしょうか。
悲観的にならずピンチもチャンスに変えていきましょうね♪
みなさん、じぶんの身はじぶんで守りましょう♪
頑張っていきましょう♪
毎日新聞ー検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案をめぐる13日の衆院内閣委員会で、委員の大西宏幸議員(自民)が、野党議員と担当相の審議中に戦記小説を読んでいたことが判明しました。与党委員の相次ぐ不謹慎な行為は、法案審議に影響を与える可能性もあります。 https://t.co/UE32x46gEa
— 🐬🏯mikami@肺と心臓に国指定の難病を持って中卒高認から薬学部行った記録🐬🏯 (@mikami91280742) 2020年5月15日