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あしたへ向かって

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微熱によくみられる証と漢方処方 症例3

 

症例3 「仕事が忙しく、過労ぎみです。頭がぼうっとしていて、体温を測ると37度台の微熱がある、という日々が続いています」  病院を受診したところ、特に異常はみられませんでした。食欲が湧きません。口が渇きます。舌は淡白色で、ぽってりとしています。  この患者さんの証は、「脾気陰両虚(ひきいんりょうきょ)」です。脾は五臓の1つで、飲食物の消化吸収や代謝と関係が深い臓腑です。この脾の機能(脾気)が低下し、さらに陰液(脾陰)も不足した証が、脾気陰両虚です。疲労の蓄積により、この証になったのでしょう。過労、食欲不振、口渇、ぽってりとした淡白色の舌などは、この証の特徴です。手のひらや足の裏のほてり、唇の乾燥などの症状がみられることもあります。  この体質の場合は、漢方薬で脾気と脾陰を補い、治療を進めます。この患者さんには、参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)を服用してもらいました。1カ月後、食欲が出てきました。3カ月後、頭がぼうっとすることが減りました。体温はまだ高めですが、37度を超えることはなくなりました。6カ月後、仕事は相変わらず忙しいですが、体温は平熱に戻り、元気になりました。 ***  

 

今回紹介した症例のほかに、微熱が長びき、のぼせ、寝汗などの熱証がみられるようなら、「腎陰虚(じんいんきょ)」証です。六味地黄丸(ろくみじおうがん)など、腎陰を補う漢方薬で、微熱を治します。  微熱のほかに、不安感や不眠がみられる場合は、「心気陰両虚(しんきいんりょうきょ)」証です。炙甘草湯(しゃかんぞうとう)など、心気と心陰を補う漢方薬で、微熱の治療をします。  ストレスや自律神経系の乱れが関係しているようなら、「肝火(かんか)」証です。柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)など、肝気の鬱結を和らげて肝気の流れをスムーズにし、肝火を鎮める漢方薬で、微熱を治療していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
■成分 L-カルニチン、L-チロシン、L-テアニン、アルファリポ酸、ガルシニアカンボジア白インゲンエキス
■特徴 ・食欲抑制
・脂肪燃焼

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