新型コロナウイルス滅 - あしたへ向かって

鬼滅の刃　ボルト　犬夜叉の続編　

新型コロナウイルスの感染が止まりません。ヨーロッパでは再拡大でロックダウンに入っている状態です。東京では新規感染者数が減少傾向を見せかかったのですが、ここにきて増加傾向が見られ、北海道や愛知県など地方でも増加に転じ第２、３波かと。やはり寒くなり、乾燥する季節寒い冬では。

　この季節は、新型コロナもさることながら、インフルエンザも心配。インフルエンザの流行は、おおむね10月～翌年3月です。皆さんは予防対策しっかりしていますか。今年は新型コロナもありますので、より徹底した感染対策が必要ですよ。ただ、インフルエンザについては新型コロナと違って予防接種や治療薬があるのでちょっとだけ安心でしょうか。今年は不要不急出歩かないが一番の予防かと。

　さて、今回はインフルエンザ治療薬に関する問題ですが皆さんはインフルエンザの患者さんに薬を渡し、その服用あるいは使用方法を説明して患者さんが早く症状が軽減するように努めなければいけません。そのためには薬の特徴をしっかり理解しておくことが必要。

　処方箋を応需している医院の医師より、「インフルエンザ治療薬を処方したいが、どれがいいか」との電話がありました。そこで、「当薬局で扱っている治療をまとめた資料をお届けします」と返事をし、即座に資料の作成に取り掛かりました。

　クイズ　あなたが遭遇した状況です。医師の要望に応えるべく資料をまとめてください。

インフルエンザ治療薬の説明として適切な内容を、全て選べ。
（1）ファビピラビル（商品名アビガン錠）は、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症に適用するが、妊婦または妊娠している可能性のある婦人には投与しない。

（2）ラニナミビルオクタン酸エステル水和物（イナビル吸入粉末剤）は、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の治療に適用するが、乳製品に対して過敏症の既往歴を確認する必要がある。

（3）バロキサビルマルボキシル（ゾフルーザ錠）は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効または効果不十分な新型または再興型インフルエンザウイルス感染症に適用するが、症状発現から48時間以内に投与を開始することが望ましい。

（4）ザナミビル水和物（リレンザ）は、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の治療に有効で、成人・小児共に1回10mg、1日1回、10日間吸入する。

（5）オセルタミビルリン酸塩（タミフルカプセル）は、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症に適用するが、腎機能が低下している場合には血漿中濃度が高くなる恐れがあるので投与量の調整が必要である。

（6）ラニナミビル、ザナミビルおよびオセルタミビルは、患者の同居家族や共同生活者で高齢者や腎機能障害を有する者に対して予防として使用できる。

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適切な説明は、（2）（5）（6）です。今から各設問の正しい解説を記します。

【解説】
（1）：ファビピラビル（商品名アビガン錠）は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効または効果不十分な新型または再興型インフルエンザウイルス感染症に適用しますが、妊婦または妊娠している可能性のある婦人には投与しません。

（2）：ラニナミビルオクタン酸エステル水和物（イナビル吸入粉末剤）は、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の治療に適用しますが、夾雑（きょうざつ）物として乳蛋白を含む乳糖水和物を使用しており、アナフィラキシーが表れたとの報告があるため、乳製品に対して過敏症の既往歴を確認する必要があります。

（3）：バロキサビルマルボキシル（ゾフルーザ錠）は、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症に適用しますが、症状発現から48時間以内に投与を開始することが望まれます。

（4）：ザナミビル水和物（リレンザ）は、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の治療および予防に適用されますが、治療に用いる場合、成人・小児共に1回10mg、1日2回、5日間、専用の吸入器を用いて吸入します。しかし、予防では1回10mgを、1日1回、10日間、吸入します。

（5）：オセルタミビルリン酸塩（タミフルカプセル）は、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症に適用しますが、腎排泄であるため腎機能が低下している場合には血漿中濃度が高くなる恐れがあり、投与量の調整が必要です。　

（6）：ラニナミビル、ザナミビルおよびオセルタミビルは、患者の同居家族や共同生活者で高齢者や腎機能障害を有する者に対して予防として使用できます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　毎年流行するインフルエンザです。患者さんがインフルエンザ治療薬を上手に、適正に使用できるように、治療薬の特徴を理解し、患者さんの状態に応じた医師への処方提案を行い、適正な服用・使用を促し、フォローしていきます。

今年は予防をしっかりと、人込みを避ける、きちんと手を洗う、換気、湿度を保つ

徹底して消毒をする。

心の健康は、読書や漫画で。

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