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あしたへ向かって

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既感染者へのCOVID-19ワクチンは1回が適切とかいう話

未感染者の2回目接種後よりも抗体価が高い?

 

既にSARS-CoV-2に感染したことがある人も、未感染者と同様にワクチンを2回接種すべきなのかは疑問がある。

 

米国Mount Sinai Icahn医科大学のFlorian Krammer氏らが、ファイザーとモデルナのSARS-CoV-2ワクチンの接種を受けた既感染者の抗体反応と有害事象の発生率を未感染者の場合と比較し、既感染者には単回接種が適切であることを示唆する結果を得て、2021年2月1日にプレプリントサーバーMedRxivに公開したのを見た。

 

2020年12月に、2種類のmRNAワクチンが、米食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可を得た。どちらの製品もフェーズ3試験で、症候性SARS-CoV-2感染症予防における高い効果を示した。ワクチンはいずれも、3~4週間隔で2回接種されるが、既にSARS-CoV-2に感染した人の場合には、初回接種が一般の人における再接種と同じ意味を持つと考えられる。また、既に免疫を持つ人がワクチンを接種すると、より強い反応を示す可能性もある。感染歴を持つ人にも2回接種が必要なのかどうかだ。

 

既感染者の場合は、mRNAワクチンの初回接種後、速やかに免疫反応が起こり、誘導される抗体価は、未感染者の再接種後と同レベル以上。また、既感染者では初回接種後に、2種類のmRNAワクチンに関するフェーズ3試験で、再接種後の人々に報告されていると同様の、全身性の反応が見られた。そのため、SARS-CoV-2感染歴のある人に対するワクチンの接種は、単回でも十分な効果が得られることを示唆しており、これに基づいて接種計画を変更すれば、有害事象を減らせると共に、限られたワクチン供給のより有効な配分につながると考えている。

 

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