医療者の中で広がるワクチン接種格差、、1
会議では、医療従事者向け接種は5月10日の週までに全国で約480万人2回分の配布が完了すると発表があった。それに向け、我々も着々と準備を進めているつもりだったが、会議のたびに明らかになる新事実に混乱する毎日だ。
基本型施設から連携型施設にワクチンを移送するためには基本型施設の医療従事者の接種が完了している必要があると、指導されている。
よって、多くのワクチンをゲットした基本型と連携していようとも、その医療機関が接種を完了するのを待たなくてはならない。ところで、どんなところがワクチンをたくさんゲットしているかというと、教育機関なのだ。ということは、学生の接種を待たないと最前線で働いている医師や医療従事者(薬剤師)が接種を受けられないというおかしな状況が生じている。
確かに、医学生などは医療機関で実習を行う。その内容によっては、COVID-19患者に頻繁に接することもあるかもしれないが。
しかし、コロナ診療が忙しい医療機関はワクチン接種まで手が回らないと基本型にあえて登録していなかったりする。しかも、4月。新入生の入学を待たなくてはいけないなんて、おかしすぎる、、、と思っている。
続く