医療者の中で広がるワクチン接種格差、、2
ワクチン接種には集団免疫の構築も一つの目標にはなるかもしれないが、第一の目的は自分自身を守ることだろう。そうなると、感染した際の重症化率も考慮する必要がある。
皆さんご存じだろうが、あえて繰り返したい。COVID-19による20歳台の重症化率は0.03%、同死亡率は0.01%だ。公表されている数値だが。
一方、60歳代以上の重症化率は8.5%、死亡率は5.7%。COVID-19の重症化、死亡率は患者の年代や持病がが大きく関係すると考えていいだろう。もちろん、軽症でも後遺症など出るとも考えられる。
だからこそ、接種に優先順位を設けていたはずなのに、医療者の中でこのようにワクチン供給に大きな偏りが生じている。そんな偏りの悪影響を受けて、自分自身のワクチン接種が完了しないまま住民接種に従事しなければならない(高齢な)医療従事者も生じそうだ。
もう少し言えばリスクが低い学生などは急いで今受けなくても、住民接種の枠組みの中で接種を受ければいいように感じる。
地域のこと、日本のことを考えてほしい。と思う。