COVID-19退院患者の1年後の呼吸機能は?
COVID-19退院患者の1年後の呼吸機能は?
中国武漢大学人民医院のXiaojun Wu氏らは、COVID-19の後遺症が呼吸機能に与える影響を調べるために、同大学病院に入院したCOVID-19患者を退院後12カ月間追跡し、呼吸機能検査とCT画像の変化を調べたところ、多くの患者は時間と共に改善していたが、一部の患者は12カ月後でも異常が継続していたと報告。
死亡リスクが高くない肥満ってどんな人?
BMIが30を超えても正常体重の人と死亡リスクが変わらない「代謝的に健康な肥満(MHO)」に該当するのはどんな人かについて検討し、新たな定義を提案したようだ。
AstraZeneca社のコロナワクチンは利益に比べれば接種後の血栓症リスクは小さい
アデノウイルスをベクターに用いたワクチンは、血栓症のリスクを増やす可能性が懸念されている。デンマークSouthern Denmark大学は、2016~18年のデンマーク国民と2018~19年のノルウェーの国民に起こった心血管イベントと血栓イベントの標準化発生率を、AstraZeneca社のSARS-CoV-2ワクチンChAdOx1-Sの初回接種を受けた人と比較するコホート研究を行い、両国のワクチン接種者は国民全体に比べ脳静脈血栓症などの発生率が高かったと報告した。しかし、ワクチンの必要性と効果に比べれば、絶対的なリスク増加は小さいとみなしている
脳出血はその後の脳梗塞と心筋梗塞の危険因子
米国で行われた4件の住民ベースのコホート研究の参加者のデータをプール解析し、脳出血を起こした患者はその後に脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクが高かったと報告があったとのこと。