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あしたへ向かって

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頸椎症の考え方と漢方処方2

■症例1
「首の後ろから背中にかけて痛みます。重い荷物を持ったときに電気が走るような激痛が腕に生じることもあります」

 

 

痛むところは、いつも同じ部分です。病院でX線などによる検査の結果、頸椎症性脊髄症と診断されました。冷えると痛みが強くなります。夏の冷房も苦手です。入浴して温まると、痛みが軽減します。舌には白く湿った舌苔が付着しています。

 この人の証は「痛痺(つうひ)」です。寒邪が侵入することにより、痺証となっています。寒邪は気血を凝滞させやすいため、痛みは激しく固定性です。冷えると痛みが強くなる、温めると楽になる、白く湿った舌苔などは、この証の特徴です。

 この証の場合は、寒邪を除去する漢方薬を用い、治療を進めます。この患者さんには、桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)を服用してもらいました。服用を始めて1カ月後、首や背中の痛みが軽くなってきました。4カ月後には、重い荷物を持っても激痛に見舞われることがなくなりました。