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あしたへ向かって

トレンド、医療、政治、趣味について書いていきます

最近の中東情勢

1.シリア大統領選挙

◇ 2021年5月、内戦下のシリアで大統領選挙が実施され、現職のバッシャール・アサド氏が95.1%の得票率で4選を果たした。

→ 投票率は約78%であった。

◇ アサド氏は大統領だった父の死去にともない、2000年に後を継いだ。

◇ 2011年に起きた反政府デモを弾圧したことをきっかけとして、内戦が勃発した。

→ イスラムスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)などの台頭もあり、一時劣勢にたたされたが、2016年12月に反体制派の最大拠点アレッポを奪還するなど、情勢を覆した。

◇ アサド氏はロシアとイランの支援の下で独裁体制を強化する構えである。

2.イスラエルハマスの軍事衝突

◇ 2021年5月、イスラエル軍は、イスラム主義組織ハマスが実効支配するガザ地区から多数のロケット弾がイスラエルに打ち込まれたことの報復として、ガザ地区を攻撃した。

→ エルサレムが標的となるのは2014年のガザ紛争以来7年ぶりのことである。

◇ 今回の軍事衝突の発端はエルサレム旧市街にあるユダヤ教イスラム教の聖地「神殿の丘」を巡る衝突であった。

→ イスラエル治安部隊による「神殿の丘」への入場制限にイスラム教徒が反発し衝突した結果、600人超が負傷した。

◇ 2021年5月20日、軍事衝突を続けていたイスラエルハマスは、無条件、無期限の戦闘停止で合意した。

→ 今回の停戦案は仲介にあたったエジプト政府が示した。

◇ 双方の当局によると、死者はガザ地区で232人、イスラエルで13人に上った。

3.イラン大統領選挙

◇ 2021年6月、イランで大統領選挙が実施され、保守強硬派のエブラヒム・ライシ師が約62%の得票率で当選した。

→ 投票率は48.8%となり、前回選挙(2017年)の70%超を大きく下回った。

◇ ライシ師は、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師の側近で、過去には政治犯の処刑に携わったとされ、アメリカから経済制裁を受けている。

◇ アメリカやイスラエルは、今回の大統領選挙の結果に懸念を表明している。