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あしたへ向かって

トレンド、医療、政治、趣味について書いていきます

新薬15成分23品目を薬価収載2

お題「わたしの癒やし」

 

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syrup-97.hatenadiary.jp


 

 


 

 

 

片頭痛治療の抗体医薬、COVID-19治療薬も

 注射薬では、「片頭痛発作の発症抑制」を効能・効果とするアジョビ皮下注フレマネズマブ[遺伝子組換え])およびアイモビーグ皮下注エレヌマブ[遺伝子組換え])などの収載が了承された。いずれも片頭痛病態に関与するカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に作用する抗体医薬であり、フレマネズマブは抗CGRP抗体、エレヌマブは抗CGRP受容体抗体としてCGRPのシグナル伝達を阻害し、片頭痛発作の抑制に働く。これらの最適使用推進ガイドラインも作成され、投与対象となる患者要件、投与に際して留意すべき事項などが取りまとめられ、了承された。

 「SARS-CoV-2による感染症」を効能・効果として20年5月7日に特例承認されていた抗ウイルス薬のベクルリー点滴静注用レムデシビル)も薬価収載される。現状は、同薬は国が供給しており、医療現場に残っている製品があることから、当面はそれらが使用され、その後製造販売元のギリアド・サイエンシズ(東京都千代田区)が供給する薬価収載品に切り替わる見込みである。切り替わる時期や取り扱いについて、厚労省は追って通知などで周知するとしている。

 さらに、現状の取り扱いとして、COVID-19の入院治療費は公費負担となっていることに伴い、保険適用後もレムデシビルの患者自己負担は発生しないとしている。