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あしたへ向かって

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英国におけるアストラゼネカ製ワクチン接種後のTTS報告件数2

接種間隔は「4~12週で、8週以上が望ましい」

 アストラゼネカ製のワクチンは、国内の添付文書において接種間隔が4~12週間とされている。また、臨床試験の結果から効果を最大限に得るには8週以上の間隔を空けて接種することが望ましいとされているが、12週間を超えて接種した場合のデータは乏しい。

 これらを踏まえ、「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」には、

・標準的には27日から83日までの間隔をおいて2回筋肉注射

・1回目から間隔が83日を超えた場合はできるだけ速やかに2回目を実施

・最大の効果を得るためには55日以上の間隔をもって接種することが望ましいことに留意すること

と記載される予定。

 「接種不適当」とされる人については、既存のCOVID-19ワクチンで設けられている項目に加えて、アストラゼネカ製ワクチンに限って「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種を受けた後に血栓症血栓塞栓症を含む)(血小板減少症を伴うものに限る)を発症したことがある者」と「毛細血管漏出症候群の既往歴のあることが明らかな者」を追加。アストラゼネカ製ワクチンの予診票にも、既往歴の質問項目の中に「毛細血管漏出症候群」の選択肢を追加となる。

 

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