「調剤薬局倒産」の潮流から逃れるには?
今回報道された調剤薬局の倒産について、私は次の3つのポイントを押さえて解釈すべきではないかと思って、今回は前回に続いて
1)調剤薬局の倒産の流れは、2014年以降、少しずつ始まっていた
2014年以降、薬局業界は(1)大手調剤との競合、(2)ドラッグストアの調剤併設の加速、(3)薬価改定、(4)薬剤師不足などの経営環境の悪化――によって、調剤薬局の倒産が見られるように
(2)今回の倒産急増の要因は、薬局経営の根底を揺るがす問題であった
(1)のような背景を有する調剤薬局業界において、今年に入って倒産が急増している要因は、やはり新型コロナウイルス感染拡大による業績悪化でしょう。折しも、2021年8月31日に発表された「調剤医療費(電算処理分)の動向~令和2年度版~」では、調剤報酬は7兆4987億円と前年度比2.6%減、処方箋枚数は9.2%減となっており、調剤技術料も4.6%減となっています
(3)この“底なし沼”に沈まないために「脱調剤薬局化」を図る
では、どうすれば。今回の話は「調剤薬局」の倒産が相次いでいるということですから、それは、経営の不備というよりも、構造的な問題です。だとすれば「調剤薬局」という枠組みから抜ければいいわけです。まさに、薬局2.0から3.0へということですが、「調剤薬局」という形態をやめることだろうと思います。身も蓋もないようですが、それしか思いつきません。
熱がなかなか下がってくれず、
自由に出かけられないので自宅で療養してます。
鬼滅コラボ♪を教えてもらったので、ちょっとやってみます。