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サイエンスday今日はこんな日 メンデルの法則を発表 Johann Mendel

2月 8日 遺伝学者メンデルがメンデルの法則を発表(1865年)

 

1865年のこの日、植物学・遺伝学者のグレゴール・ヨハン・メンデル(Gregor Johann Mendel、1822-1884)が「メンデルの法則」を発表した。

 だから、今日はは「メンデルの法則」について主題にブログを書こうと思う。

メンデルの法則は「優性の法則」、「分離の法則」、「独立の法則」の3つから成り立っているがこれらはすべて「エンドウ」を用いた同じ実験から導かれた。

 

それぞれ、どのような法則か?と軽く復習

 

 

優性の法則
優性遺伝子のみをもった親と劣勢遺伝子のみをもった親を交配させてできた第1世代の子どもは、優性の形質(特徴)のみを発現する。

エンドウを例にすると、背の高い(優性)親と背の低い(劣勢)親を交配させた第1世代の子どもすべての背が高くなることを指す。

 

分離の法則
対立遺伝子を持つ個体では、配偶子形成において対立遺伝子は1:1に分離する。

第1世代では発現しなかった形質の遺伝子は消えてなくなったのではなく、優勢の形質がない場合には世代を越えて発現することがあると示唆している。

独立の法則
複数の形質の遺伝の仕方に相関関係はなく、それぞれの形質について優性の法則と分離の法則が成り立つ。

エンドウを例にすると、「背の高さ」と「しわの有無」の間に関係はないことを示している。

現代における見解
優性の法則は両親から受け継いだ対立形質のうち、どちらか一方の形質のみが現れる現象(完全優性)を指すが、完全な優劣が現れるのはむしろ例外的だと考えられている。

一方、分離の法則は染色体が減数分裂して対立遺伝子が2つに分かれることに対応し、一般的に成り立つとされている。そして独立の法則は、異なる染色体が独立に振る舞うことに対応し、2組の対立遺伝子が異なる染色体上にあるときに成り立つとされている。

そのため、現代のスタンダードな教科書では、分離と独立については「法則」と明記されていても、優性に関しては「法則」としていないことが多い。(豆知識)

また、メンデルの法則にはいくつかの例外があり、その代表的なものに「不完全優性」が挙げられる。

 

 

F1雑種が両親の表現型の中間の表現型を示し,メンデ ルの法則の一種の例外とも考えられる不完全優性(incomplete dominance)は,しばしば花の色を例にして記述され ている.例えば,Thomas Hunt Morgan(1926)の古典的な 遺伝学の教科書1) では,赤色花と白色花のオシロイバナの F1雑種は桃色花をつけ,その自家受粉した次の世代では 赤色花:桃色花:白色花が1:2:1の割合で分離する例が 記述されている.James D. Watson の教科書) でもキン ギョソウの花の色での同様の記述があり,日本の高校の教科書では、1935年に今井喜孝先生らが最初に記述して以来、主にマルバアサガオの例など) が記載されているようである。

教科書で記述されたキンギョソウマルバアサガオでも、変異 により白色花を賦与する花の色に係わる遺伝子に関して、赤色花の野生型と白色花の変異型のヘテロの場合は中間色 の桃色花をつけるが、これらの現象の分子機構には不明な 点が多い。オシロイバナの花の色素は花の主要色素であるアントシ アニンではなく、生合成系路も未解明の点が多いベタレイ ン) であり、不完全優性に係わる変異も全く解明されては いない。キンギョソウの場合も、アントシアニン色素生合 成系) 遺伝子の中で、後述の CHS(chalcone synthase)遺伝子の半優性(semidominant)変異の場合以外に,F3H(flavonoid 3-hydroxylase)遺伝子の劣性(recessive)変異との 関連も示唆されてはいるが) 後者の詳細は不明である

マルバアサガオでは、不完全優性に係わる白色花変異は CHS 遺伝子内に DNA 型トランスポゾンが挿入した無発現 変異(null mutation)である) .最近我々は,マルバアサガ オの CHS 遺伝子がヘテロの状態では mRNA 量,タンパク 質量,花弁に蓄積するアントシアニン色素量が各々野生型 の約半分になるため不完全優性を示すことを明らかにし た) 換言すれば、マルバアサガオ不完全優性は活性な 遺伝子数(量)に従って表現型や遺伝子生成物の量が変わ る遺伝子量効果(gene dosage effect)のためであった。さ らに、10年程前には相同組換えを介したノックインターゲティン グによりイネの DNA メチル化酵素の一つ MET1a(methyltransferase 1a)遺伝子の発現も遺伝子量効果を示すことを見出すことができた。

 

メンデルの遺伝の法則はもはや古典的なものであろう。しかし、当時の状況やものの考
え方を考えたとき、メンデルの考えはサイエンスとして大きな進歩であった。次回はまた続きでこのメンデルによる遺伝の法則と細胞の分裂の関係でも見ていこうと思う。

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