にほんブログ村 教育ブログ 生涯学習・教育へ
にほんブログ村 http://pharmacist2.jugem.jp/ https://confessiondemasquepharmacist.wordpress.com/2021/01/10/

あしたへ向かって

トレンド、医療、政治、趣味について書いていきます

牛乳アレルギーの患者

[TwoGirls]ラベンダーシャンプー&コンディショナー各1本 https://oneclck.net/contents/ard.php?id=OS010550&adwares=os037832

今週のお題「鍋」うどん

 

 

 

 


 

 


 

 

 

牛乳アレルギーの既往があり、医師から完全除去の指示が出ている7歳の男児Tくんとその母親が、土曜日の夕方、処方箋を持たずに来局し、次のように尋ねた事例

「子どもが昨日からお腹を壊しているのですが、明日の日曜日に家族で出掛ける予定があります。近くの小児科はもう閉まっているので、市販の下痢止めを飲ませても大丈夫でしょうか。実はこの子、牛乳アレルギーなのですが…」

Q 牛乳アレルギーがある患者に、服用させてはいけない成分はどれか。以下から全て選べ。


(1)タンニン酸アルブミン
(2)乳酸菌製剤
(3)カゼイン
(4)精製ゼラチン
(5)リゾチーム塩酸塩

 

アンサー(1)タンニン酸アルブミン(2)乳酸菌製剤(3)カゼイン

食物アレルギーは、食物に含まれる物質を、生体が異物と認識して過剰な免疫反応(アレルギー症状)を起こす疾患で、原因物質(アレルゲン)の大部分は食物に含まれる蛋白質である。食品衛生法では、加工食品などに含まれるアレルゲンの表示が義務付けられているが、医薬品には表示義務がない。専門的な知識がなければ、薬の含有成分がアレルゲンに該当するかどうかを判断できないため、薬局で情報提供を行うことが重要である

 牛乳アレルギーの患者では、乳蛋白質カゼインやタンニン酸アルブミンを含む医薬品、および一部の乳酸菌製剤などが投与禁忌となっている。カゼインは、経腸栄養剤や経口栄養剤、一部の制酸薬、緩下薬に配合されている。タンニン酸アルブミンは、タンニン酸とカゼインにより合成される成分で、止瀉薬や整腸薬として使用されている。また、一部の乳酸菌製剤では製造時の菌の培地にカゼインが含まれているため、牛乳アレルギーの患者に投与禁忌になっている。

 「食物アレルギー診療ガイドライン2016」には、食物アレルギー患者に投与禁忌の医療用医薬品とOTC薬が紹介されている。牛乳アレルギーの患者に投与禁忌のOTC薬の止瀉薬としては、タンニン酸アルブミンが含まれるビオフェルミン止瀉薬や大正下痢止め〈小児用〉、新タントーゼA などがある。また、乳酸菌製剤のイストロン整腸錠プラスやファスコン整腸錠プラスなども、投与禁忌となっている。

 

こんな服薬指導を

 牛乳アレルギーがある場合は、乳蛋白質カゼインやタンニン酸アルブミンを含むお薬は飲んではいけないとされています。また、乳酸菌製剤の中にも避けた方がいいお薬があります。
 エクトール赤玉や小中学生用ストッパ下痢止めEX、セイロガン糖衣Aなどがお勧めできる下痢止めです。
 お腹を壊しているときは、普段よりアレルギー反応を起こしやすいので、食べ物や体調の変化に、いつも以上に注意してくださいね。

 

 

confessiondemasque.hatenablog.com

 

confessiondemasque.hatenablog.com

confessiondemasque.hatenablog.com

 

 

[TwoGirls]ラベンダーシャンプー&コンディショナー各1本 https://oneclck.net/contents/ard.php?id=OS010550&adwares=os037832