にほんブログ村 教育ブログ 生涯学習・教育へ
にほんブログ村 http://pharmacist2.jugem.jp/ https://confessiondemasquepharmacist.wordpress.com/2021/01/10/

あしたへ向かって

トレンド、医療、政治、趣味について書いていきます

自民党総裁選挙と岸田内閣発足

1.自民党総裁選挙

◇ 2021(令和3)年9月29日、自由民主党自民党)総裁選挙の投開票が行われ、岸田文雄氏が第27代総裁に選出された。

→ 総裁任期は2024(令和6)年9月までの3年間で、党則では任期が1期3年、連続3期9年までと定められている。

◇ 今回の総裁選挙には、岸田氏の他に、河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏の3氏が立候補した。

◇ 総裁選挙の1回目の投票は、議員票382票と党員・党友票382票の計764票で争われた。

→ 党員も投票に参加する総裁選挙は3年ぶりのことで、投票率は69%だった。

→ 岸田氏は議員票146票と党員票110票の計256票、河野氏は86票と169票の計255票、次いで高市氏が114票と74票の計188票、野田氏が34票と29票の計63票だった。

◇ いずれの候補も過半数の票を獲得できなかったため、岸田氏と河野氏の上位2人による決選投票が行われ、岸田氏が257票を獲得して、河野氏の170票を上回った。

◇ 岸田氏は、10月4日に臨時国会での首相指名選挙を経て、新内閣を発足させる見込みである。

2.岸田内閣発足

◇ 2021(令和3)年10月4日、自民党の岸田総裁は、衆参両院の首相(内閣総理大臣)指名選挙を経て第100代首相に就任した。

→ 同日夜に皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て岸田内閣が正式に発足した。

◇ 首相の交代は菅義偉前首相の自民党総裁任期満了に伴うもので、およそ1年ぶりのことである。

◇ 岸田首相は「成長と分配の好循環」を掲げて、所得増と経済成長の両立をめざすとした。

→ 具体的な分配戦略として、①企業に成長の果実が分配されるような環境整備、②中間層の拡大・少子化対策、③医師、看護師、介護士、保育士らの給与に関わる公的価格のあり方の抜本的見直し、④科学技術や重要インフラ整備などの財政の単年度主義の弊害是正の4つが挙げられた。

◇ 岸田首相は衆議院を10月14日に解散し、19日公示・31日投開票の日程で衆議院議員総選挙を実施すると表明した。

→ 衆議院の解散が首相指名から10日後となるのは、1954(昭和29)年に就任した鳩山一郎首相の46日後を抜いて戦後最短記録となる。

◇ 女性閣僚は3人で初入閣は13人であった。

→ 閣僚の平均年齢は61.80歳で、最年少閣僚は44歳の牧島かれんデジタル相であった。