日医工（富山市）は2021年6月1日、富山第一工場における製造および出荷について新たに52製品の供給遅延が生じる可能性があると発表した。
供給遅延の理由は、製造再開が在庫消尽に間に合わないため供給制限および欠品をする製品26品目、品質評価の結果、長期にわたり製造再開まで時間を要する製品26品目。
同社は21年4月6日に業務停止命令における停止期間を満了し、業務を再開していたが、製品の製造および出荷については、富山県、医薬品医療機器総合機構（PMDA）と協議を行い慎重に品質評価をした上で再開するとしていた。そのため、21年4月22日の時点で164品目に供給遅延の可能性があること発表していた。
その後の慎重な品質評価の結果により、新たに52製品について製造再開が在庫消尽までに間に合わず供給停止となることが明らかとなった。うち26製品についての出荷再開時期は、最も遅い製品でも年内中に調整を行い製造・出荷を再開する考えとのこと
一方、残りの26製品については将来的な品質リスク低減のため、製剤改良の必要があり製造着手まで時間を要するため、出荷再開時期については検討中という。
同社は52製品について同種同効品への切り替えの検討を求めているとのこと。
参照 日医工HP
