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あしたへ向かって

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ファイザーのワクチンBNT162b2は12~15歳にも有効

局所と全身性の有害事象は、プラセボ群に比べワクチン群の小児に多く報告されたが、全体として軽症から中等症で、1~2日のうちに消失した。最も多かったのは注射部位の疼痛(1回目86%、2回目79%)で、続いて全身の疲労感(60%、66%)、頭痛(55%、65%)、悪寒(28%、42%)などが多かった。

38℃以上の発熱は1回目が10%、2回目が20%だった。1回目の接種後に40.4℃の発熱が見られ、2日後に解熱したが、2回目の接種を見送った14歳の男児が1人いた。全身性の反応は初回接種後より2回目の接種後に多い傾向を示した。血栓症アナフィラキシーの報告例はなく、ワクチン関連の重篤な有害事象は見られず、あらゆる重症有害事象も報告はわずかだったとのこと

 2回目の接種から1カ月後の50%中和抗体価の幾何平均値は、12~15歳が1239.5(95%信頼区間1095.5-1402.5)で、以前の臨床試験に参加した16~25歳では705.1(621.4-800.2)だった。比率は1.76(1.47-2.10)になった。非劣性のマージンを超えているだけでなく、この年代の優越性が示唆された。さらに、プラセボ群の50%中和抗体価の幾何平均値は12~15歳が15.1、16~25歳が10.7だった。