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あしたへ向かって

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Moderna社のワクチンは12~17歳にも有望 !?3732人を対象にした臨床試験の中間解析で18~25歳に劣らない免疫原性2

 2回目の接種を完了してから14日後以降のワクチンの効果については、この試験において設定した厳格な診断基準(全身症状が2つ以上、または、呼吸器症状が1つ以上認められ、RT-PCR検査でSARS-CoV-2陽性)を用いた場合には、イベント発生率が低すぎて正確な評価が困難だった。ワクチン群にCOVID-19発症者は報告されず、プラセボ群の発症は4人だった。米国CDCの少し緩やかな基準(全身症状または呼吸器症状が1つ以上認められ、RT-PCR検査でSARS-CoV-2陽性)を用いると、プラセボ群の発症者は7人、ワクチン群は1人となって、per-protocol分析したワクチンの効果は93.3%(47.9-99.9%)になった。

 2回目の接種を完了してから14日後以降の、SARS-CoV-2感染者は、プラセボ群が23人、ワクチン群が22人で、per-protocol分析した感染予防効果は、55.7%(16.8-76.4%)だった。2回目の接種を完了してから14日後以降の無症候性のSARS-CoV-2感染者は、プラセボ群の16人と、ワクチン群の21人で、per-protocol分析した無症候感染に対する予防効果は、39.2%(-24.7から69.7%)だった。

 これらの結果からは、mRNA-1273の12~17歳に対する安全性は許容範囲内であり、接種による中和抗体の誘導は若い成人で見られたものと同レベルだったと結論だ。