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あしたへ向かって

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英語学習は不要!!!

自動翻訳(機械翻訳)はどの程度進み、今後はどこまで行くのか。AI翻訳にできること、できないことはなんなのか。将来的に語学学習はどうあるべきなのか、AIを使いこなして英語強者になるためには。newsweek3月3日号(2月26日発売)で、新時代の英語戦略について総力特集されている。

 
特集ではさまざまな専門家に取材が掲載されていておもしろい特集だった。自動翻訳の今のレベルや、グーグル翻訳との違い、ビジネスやニュース記事の翻訳に使えるかどうかについて聞いた前編に続き、この後編では、自動翻訳をどのように活用すればいいか、今後はどのような英語学習が必要とされるかなどについても書かれている。

 

自動翻訳が不得意とする分野や場面はなんなのか

主語のない日本語(を補完して翻訳しなければらないとき)や、画像とセットでなければ文脈が分からない場合(バス停で「まもなく来ます」の表示など)や、どこで切っていつから訳し始めればいいか判断に迷う場面、「木漏れ日」など外国語にすると説明が必要な言葉や擬態語など。そして、文学には自動翻訳は対応出来ない。

 

では、機械翻訳のメリットは

まずは音声認識がネイティブ級であることだろう。例えば、外国とのテレビ会議の場でも、あと5年くらいで自動翻訳システムが使用可能なレベルになる。 会議で英語を聞き取るとなると、英語にすごく集中しなければならなかったが、機械にヒアリングをまかせれば、自分で聞き取ろうと脳のエネルギーを消費する必要はない。音声合成も昔に比べればとても自然になったので、話すことも機械に任せられる。

翻訳も高性能のものが出来上がるので、それを活用して少し直す、という役割を人間がすればいい。機械は高速で、分厚いデータを任せられ、24時間365日、文句も言わずに動く便利である。

 

自動翻訳が向上していく未来を認めたくなくて、自分で一から全て語学を学ばなければ、と考える人もいるかもしれない。

語学は楽しみなので、それはそれでいいと思う。ただ、生活やビジネスを考えたとき、それでは効率が悪い。タクシーやトラックの使用を禁止されても馬車の時代には戻れないように、技術がここまで進んだ以上、機械翻訳を使わない選択肢はない。うまいこと使うように考え方を変えればとても効率良い。

これまですごく英語を勉強してきたプロの翻訳者などでも、この技術を認め、これを使って効率を上げてもっと仕事をしようとする人もいる。流れに乗って先に行った者の勝ちである。

 

今後は、例えばさまざまな分野の英単語を地道に覚える、などの作業はもういらなくなる。

 今の自動翻訳システムなら専門用語もかなりカバーしているから、専門用語は機械に任せでいい。しかし、解釈を間違っている可能性はあるので、人間は入力文を正しく理解してチェックできなければならない。そのためには、国語力や基本的な英語力が必要になることは否めない。

最終の生成物を作るのはやはり人間で、チェックするというのは人間しか出来る術のない高度な処理能力。翻訳をコンピューターにやらせて、それを参考にして、もっといい文章にする、チェックする、など高度なことを人間がやればとても効率良い。

 

効果的に機械翻訳を活用する方法を紹介しよう。

自動翻訳の間違いに気付くために、日本語から外国語に訳したものをまた日本語に訳し直す、というやり方がある。この(逆翻訳の)プロセスを入れると、例えばミャンマー語など全く知らない言語でも使いこなすことができる。そして日本語を英語に機械翻訳するときには、不自然でもしっかり主語を入れてから入力するなどの工夫が必要だ。

 

自動翻訳が活用できるなら、今後はどんな学習が必要になるのかについてはまた後日書きたいと思う。