新薬15成分23品目を薬価収載
COVID-19治療薬のレムデシビルや片頭痛治療の注射薬も収載へ
2021年8月4日に開催された厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で、新薬15成分23品目の薬価収載が了承された。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として20年5月に特例承認されていたレムデシビルも保険適用されることが決まった。8月12日に収載される。
内用薬は5成分7品目。ベリキューボ錠(一般名ベルイシグアト)の効能・効果は慢性心不全(ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る)。可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬で慢性心不全の適応となったのは初めて。通常、成人には1回2.5mgを1日1回食後経口投与から開始する。錠2.5mgの他、同5mg、同10mgの3規格がある。
ツイミーグ錠(イメグリミン塩酸塩)は、新機序の2型糖尿病治療薬として承認。ミトコンドリアを介したグルコース濃度依存的インスリン分泌促進作用、およびインスリン抵抗性改善作用により、血糖降下作用をもたらす。通常、成人には1回1000mgを1日2回、朝夕に経口投与。
この他、指定難病の脊髄性筋萎縮症を効能・効果とする初の経口薬であるエブリスディドライシロップ(リスジプラム)も薬価収載が了承された。ただし同薬について総会に提出された検討結果のうち、薬価の調整を考慮する「費用対効果評価」に該当しないとした結果に対しては、委員から「服用を長期に継続した場合、高額となるのではないか」として、費用対効果評価の対象に含めるべきであるとの意見が寄せられたため,
これを受けて、費用対効果評価制度での取り扱いについては保留とし、改めて検討されることとなった。
また同薬は、製剤の特性上、小分けに適さないこと、体重の軽い小児では14日間で1瓶を使い切れないことから、新医薬品に係る処方日数制限(いわゆる14日ルール)を設けないことで了承された。
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— mikami🐬🏯歴史TCG特撮好き🌈100名城スタンプ (@mikami91280742) 2021年8月8日