厚生労働省のワクチン副反応検討部会の最新の資料によると、ファイザーワクチン接種後の副反応疑いとして死亡例が報告されたのは355人に上る。100万人接種当たり16.2人となる。専門家の評価結果として、ワクチンとの因果関係はほとんどが評価不能とされている。資料を読むと、死亡例が簡単に記載されているだけで、記録を読む立場からすると非常に情報不足であると感じる。現時点までの死亡例の詳細な解析を公開すべきではないだろうか。そうすることにより、ワクチンのリスクが理解されやすいだろう。
個人的には、下記の項目についての公開が必要だと思う。
(1)年齢分布(2)性別(3)ワクチン接種の回数別(4)ワクチン接種後、発症日の分布(5)基礎疾患の種類──などだ。なお、予防接種後開始後より審議会 6月13日時点、117日間)までに、死亡として報告された277例のうち、年齢及び症状の概要に記載された死因等は以下の通りであった。
<年齢別>65歳以上248例、65歳未満29例、<症状の概要に記載された死因等(括弧内は65歳未満、内数)>心不全37例(3例)、出血性脳卒中30例(9例)、心肺停止30例(3例)、虚血性心疾患28例(4例)、肺炎(誤嚥性含む)21例(0例)、虚血性脳卒中13例(1例)など。