日薬による全薬局調査は8872薬局が報告
日本薬剤師会は2021年7月6日、第2回都道府県会長協議会を開催し、21年3月17日から4月15日に全国の保険薬局を対象に実施した「薬局における患者の薬物療法の把握及び検査値を用いた薬剤師業務に関する研究」の中間集計を報告
今回示された中間報告によると、報告薬局数は計8872薬局で、薬局の所属団体(複数回答)は日薬が7039薬局、日本保険薬局協会(NPhA)は3214薬局、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は1059薬局、その他は316薬局だった。対象患者数は41万2728人。
現在、得られたデータを元に集計など詳細な解析を行っているようだが、例えば疾患による疑義照会の対応として、非糖尿病患者(36万2738人)での疑義照会率が2.23%だったのに対して、糖尿病患者(3万4738人)では4%との結果が得られているという。非癌患者(39万1083人)では2.36%に対して、癌患者(6393人)では3.77%といった感じか。
日薬常務理事は、今回協力した薬局に対して謝辞を述べ、得られたデータは改めて報告するその他、今後の制度などを検討していく上での基礎資料として用いていくとの考えを示していた。